あすぱら画集
あすぱら
玄光社

それでは、わたくしルクレツィアの
初仕事となります。
よろしくお願いします。

がんばってね!!
ルクちゃん!!

シノちゃん。
はい、頑張ります。

……。
(それにしても、
あたしも自分のコーナーが欲しいわ!!
先輩(アリサカ)に頼もう!!)。
イラストに描かれれている女性のほぼみんなが、「他者を喜ばすつもりの笑顔」ではない、と感じます。つまり、真剣だったり、自分で楽しそうだったり、困っていたり、キッとした顔だったり。もちろん、素晴らしい笑顔もありますが。
それをみると、彼女たちにそれぞれ深い内面があるのだなあ、と思いました。笑顔だとこちらが嬉しくなれますが、あすぱらさんの描く女性たちは、こちらが彼女の気持ちを推しはかりたくなります。
これは、恋をする一歩手前ではないでしょうか(?)。
彼女たちは、自分というものを大切にしている人たちでは。気持ちに正直な人たち。彼女たちは優しい人だろうと考えます。
なぜ、そう思うのでしょうか。
往々にしてわたくしたちが辛い思いをさせられるのは、自分を偽ったコミュニケーションをする時です。そのストレスが、人を怒りっぽくさせたりします。それならば、魂の安寧のために自由に勝手をしていいのか、って違います。実際、よく自分の気持ちをはっきり言葉で捉えてみよう、なんてこと勧められたりしませんか。それをすると、本当の自分を知っていくことになります。今まで雑に自分の衝動で生きていたのが、本当に自分のしたいことや本当になりたい自分などに気づくのです。
そうすると、他者を相手にするのにも余裕が出てくる。それで、優しくなれるのです。諦観を伴った。どこか、影のある、ですね。それは、深い人間味を思わせます。イラストの女性たちがその雰囲気をたぶんに漂わせています。彼女たちは、自分の内面を見つめている。
魅力ある表情に、ぜひ、惑わされてください。
<ルクレツィアのこの一枚>
オリジナル8 p.15
山の公園。
彼女は誰かに重大なことを告げられています。少し困った顔の彼女は、それでもその瞳は真摯です。
大きな切り株にラフに座ったこの女性は、相手がすっかり話終わったとき、そのおだてもさけすみもしなかった唇で、何を言うのだろう。
「それでは、また、次回、よろしくお願いします」

※ルクレツィアとシノの画像は管理人が生成AIツールで作ったAI画像です。