デリシュ！
DVD
prime video（現在2024年3月30日対象内）
ところで、あなたは、たとえば、上から目線をしてくる上司にイライラしたりしますか？
または、威張って横暴な友人に腹が立ちますか？ そんなストレスを与えてくる（ある意味無能な）権力を振りかざす者。
その気持ちを晴れやかなものに変えたいなら、ぜひこの「デリシュ！」をご視聴ください！
その理由をあらすじとともにご説明します。
あらすじ
舞台はフランス革命の直前から始まります。
料理人のピエールは、地方の公爵にご馳走を毎日作ります。彼の父もこの城に仕えていたのだし、ピエールはそれに恩義を感じていました。
公爵を首都パリにいられるようにしたい、それは彼の恩返しであり出世なのですが、そのための布石として、ピエールは公爵の催す貴族たちの集まるある食事会のときに、創作料理を出します。
それは酷評されました。公爵の出世をダメにするほどのことでした。
「詫びたまえ！」
貴族たちの前での公爵の叱責に、ピエールは黙したままでした。
職を解かれて彼は、田舎で宿屋兼食堂を始めます。
そこに、あまりにも怪しく、女性が現れます。弟子にして欲しい。彼女はそうねがい、彼の店で修行をすることになりました。魅力的な、年をそれなりに重ねた賢い女性で、世間知にたけるピエールにお似合いです。
さて、たいして食堂で乗り気にもなれないピエールは、のらりくらりとお仕事をしています。
自由主義の息子は、もう公爵に縛られなくていいんだ、自由だよ！ と伝えるのだけど、ピエールは心が晴れません。なぜなら彼の心には、王宮での出世欲があったから。
ある日朗報がもたらされます。公爵が、食堂に来る！
ピエールは気持ちが沸き立ちます。やめていた料理を再び作り始めました。
けれども、いくつかの不幸により、それは叶わなかった。食堂のみんなは、イキイキしたピエールに影響されていたが故に、彼の落胆をことのほか悲しみます。
息子はその場で、弟子の女の作ったお菓子を食べようとします。悲しみに言葉がなく、手を動かしてみたりしたかったのかもしれません。
それを女は止めます。バッと全部のお菓子を地面に捨てる。それを食べた鶏の命が失われた。毒……。
彼女は、故郷へ帰ります。修道女になりました。
息子はピエールを励まし続けます。少しづつ、心が晴れたのか、そして、彼は、弟子の女性がどれだけ自分に大切だったのか、を思います。
そして、彼女を喜ばせるとびっきりの策を考えつくのです。そしてたぶん、公爵のことを仕えるに値しない人物だと悟ったのです。
その策は、威張りふんぞりかえる公爵をギャフンと言わせる、最高の復讐なのです。
最後まで見ると、晴れやかな幸せを感じるとともに罪のないちょっとダークな復讐心を満たせます！？
ピエールと弟子のその後は？ 公爵はどうなる？あなたがもし何かの組織のリーダー的な地位の人ならば、なぜ、公爵がパリに行けなかったその本質を考えることもできます(ピエールが会食の失態の時に貴族たちに謝らなかったことがなぜなのか、公爵は想像できないのです)。
どんな結末なのか、それは、ぼくが語るのではなくて、ぜひ、あなたが見届けてくださいね！！
《ささる言葉》
「父さんを侮辱した男だ！」
「まだ青いな」
（デリシュ！作品内のセリフ）
その侮辱した男に、ピエールはかたくなに仕えようとしていたのです！
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