シークエンス1

昨日、電車に乗ったの。
ちょうど席が空いていて、座ったわ。

うん。

でも、横のビジネスパーソンの男の人が、
こちらの席までコートを広げていたらしくて。
わたしは、その上に座ったのよ。

迷惑な男だな。

それから、
その人はいきなりそのコートを引いたの。
あのさ、よく、
テーブルに白い布をひいていて
その上にグラスが置いてある。
布をさっとひいて
グラスは倒れないっていうのあるじゃない?
そんなふうにされたのよ。

それは、ひどいね。
文句でも言いたい。

わたし、一瞬宙に浮いたのよ。
恥ずかしいし、本当に悔しくて。
なのに、わたし、何も言えなかった。
まったく、自分の気の弱さに悲しくなるよ。

それは、たとえば、
昔いじめられていたりすると、
その時の反応が出てしまい、
どうしても言えない
条件反射になってるんだろう。

シークエンス2

ぼくもありますね。
そんなとき、自分を責めるわ。
最低だよ、って。

アリサカは最低じゃないわ!

まあ、落ち込みやすい人間の特徴だな。
ただツキがなかったんだよ。

ツキ?

おまえは、悪いことが起きて、
自分の存在を責めたのだろう。
こんなことが起こる自分は最低だ! とな。
だが、実際は、たまたまツキが悪かっただけだ。


シークエンス3

でも、どんなにある不幸を乗り越えても、
また、辛いことが起こる。
それがすぎても、また、つらいこと。
もう自分を責めるしか……。

おおくは、
お前の受け止め方で何もかもが不幸に見えるのだ。
人を憎みやすく自分をも憎みやすい。
視点を変えるしかない。

と、いいますと?

ぜんたいを見るんだよ。
起こったことに短絡的に反応しない!!
物事を解決するには手順が重要なんだ。
焦るからさらに状況は悪くなる!!
カレーを作るには、まず玉ねぎを切るだろ。

早くやりたい、すぐやりたい、一度にやりたい、
などと思わないように。
自分の器に沿った適切な選択をするようにな。

たとえば、ぼくは誰かがひどいと思ったら、
その人からすっと離れるわ。

わたしも。
でも、あとからそんなに
悪い人じゃなかったなってこともあるわね。

ものごとは把握してから、
考える脳「前頭葉」を通って、
それからアクションに移るわけだが、
場合によってはこの前頭葉に通らずに
アクションが行われることもある。
考えるというクッションを入れないために
ある一連の状況には
「この感情」が絶対出てくるということになる。
おまえは、
かんたんに
悪いふうに思ってしまわないか?

うん。そうなること多いな。
おかしいなとは最近気づいてきてたのだけど。

子供のころに、
何かしらそうなる経験があったんだよ。

「自分は責められていない」と思うことだ。
その言葉に落ち着かないなら、
恐怖の反応に慣れすぎている。
しかし、言い続けることだ。
「自分は責められていない」。どこか落ち着いてくる。

なるほどー。

「母親に愛されて育った人と愛されないで育った人との違いは、
お金がある家に生まれるか貧乏な家に生まれるか、
という格差よりも圧倒的な違いが出る」って言われてますね。

まあ、愛することが
下手な親というのが世の中多いんだな。

そういうことは、もう、受け入れるしかない。
過去をこだわって恨んでいると、
精神が退行するぞ。
不幸は仕方ないとする。
人間はそういう意味ではほんとうは、
平等じゃないんだ。
そこが出発点だ。
そして、何度も繰り返し襲ってくる苦しみに
それでも未来は明るいと信じて生きていくことだ。

やるわよ。
ちゃんとした大人になるわ。

わたしも!!
※シークエンス1からシークエンス3まで、加藤諦三先生のご著書「前を向きたくても向けない人」を参考に作り上げています。今回のブログでご紹介した内容は、ほんの一部です。悩みから逃げていませんか? 借金のように膨らみますよ。 それを解決しようとするご本です。
下記、商品になります。

今回は以上になります。
若いかたにも大人のかたにも、今日、いま、
あなたの青春の時間に参加させていただいたことに感謝いたします。
それでは、また!