(チャット風活劇「悲劇と太陽神」)弱さとは、より弱いものを自分の安定のために搾取することだ。馬鹿みたいに弱く情けない自分、このご本から強くなろう!!(「ブレない心のつくり方」加藤諦三 PHP文庫)

悲劇と太陽神(自己啓発のチャット風活劇)

悲劇と太陽神

(登場人物)

アリサカ この場での唯一のリアルに存在する者。色々な分身と話して、自分の弱さや至らないところを鋳直したい。

タオニ 道II。アリサカのドッペルゲンガー。本人に、似ていたり、全く正反対だったりする性格。

ホムンクルス 人工生命体。口が悪く、相手の気持ちを考えないように言葉を吐くが、根は優しい。

太陽神 アリサカの叡智。(本人調べ)

(本編)

それでは、物語をどうぞ!!

シークエンス1

アリサカ
アリサカ

傷ついたから、
誰かにやさしくなれるのでしょうか?

タオニ
タオニ

え、どういうこと?

人間は、自分が何か嫌なことにであうと、
他の自分より弱い人にその憤懣をぶつけがちです。
心の傷があるからこそ、いじわるである、みたいな。

ホムンクルス
ホムンクルス

まあ、あるよな。
こころの傷が全てやさしさになるなら、
体感的にもっといい人に出会う機会も多いはずだしな。

太陽神
太陽神

悩む力があるなら、
「苦しみは解放と救済に通じる」。

シークエンス2

苦しいことは苦しいこととして生きていこう、っていう
開き直りもおかしいのね。

それ、わかる!! 
苦しんでるのって問題が起こっているわけで、
それを解決することが必要だわ。

苦しみには立ち向かわなくては
成長はありません。

まあ、弱いのさ。人間どもはな。
好きに生かしてやりな。
死ぬ頃に本当の意味で
大人になれなかった自分に後悔するだろうさ。

心の弱いものは楽に幸せを目指す。
たとえば、
お金持ちを見てああいう人は愛に恵まれない、
などと言ってみせる。
つまりは、誰をも落として、
不幸にして見せて、
そして自分は幸福と思いたいのだな。

そんな、現実を捻じ曲げて、
自分に嘘言ってるの?

人間、そういう時って
自分を騙してるなんて思ってないの。
むしろ、分析力すごいみたいな感じだわ。

シークエンス3

弱い人間は、悲観的だし、
非現実な目的を持ってたりするし、
なにより、そういう奴のまわりにいる人間も同族だぞ。
だいたい、つまらないことでマウント取り合い、
ばかにし合い、
上から目線で相手を認めたふりをして
自分は一角のものと思ったりし合ってる。

み、見てきたようなこと言うわね。

まあ、だいたい、
そんなふうなせかいはありますよ。
劣等感に塗れた人の集まりというのは。

そういう輩は現実は敵に見えるんだな。
ほんとうなら、現実は味方だ。

その「現実」が見えたなら、
そこから這い上がれるかしら。

とても、苦しい道を歩くしまた、
歩き続けることになるわ。
でも、それをするなら、
あなたはあなたを本当の意味で
価値ある人間と思うことができる。

そっか。
現実を見るのはつらいけれど、
つまらない自分を変えるチャンスなんだね!!

負けないでほしいわ。

今回の「悲劇と太陽神」のチャット風活劇は、加藤諦三先生のご著書「ブレない心のつくり方」から、インスピレーションをいただきました。第三章を主にご参考にさせてもらっています。
このご本には、人が陥りがちな「弱さ」をどう乗り越えていくか、がわかりやすく書かれています。もしあなたが、自分の不甲斐なさを思い、どうしていいかわからないとき、この加藤諦三先生のご本が一歩、いえ千歩以上をも進む力強い言葉を与えてくれるでしょう。(加藤諦三先生のご著書は、調子のいい言葉をかけてくれるのではなく、色々な問題を精確に分析して、示唆をたくさん与えてくださるようなご本です)。

管理人
アリサカ・ユキ

ぼくはずいぶん長い間とても弱かった。勝手な自己主張の上手い人たちに、いろんなやり方でいいように扱われていました。

物語からほんとうの強さというものを知りました。それは、なにかをわかること、そして、それへのやさしい想像力で得ることもできる、ということ。ぼくは卑怯な人に抵抗できるようになった。優しい人の味方になれるようがんばれるようになった。

あなたを翔けさせる素晴らしい物語たちを伝えたいです。

毎週、月曜日の更新を心がけます(変則的になる場合があります)。

このプロフィールの名前をクリックいたしますと、アリサカ・ユキの、本を愛する愛したい、そして、未来へ希望を持って欲しいかたがたへのより詳しいメッセージを読めます。

管理人はトランスジェンダーであり、トランスエイジです。

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