永遠の門 ゴッホの見た未来
prime video(2024年4月15日対象内)
先に下にある水色のボックスによく目を通してください!
この物語はゴッホという実在の人物で画家さんの寓話です。まずは、この映画をメンタルによる入院などの情景にフラッシュバックが起こるかたは見ないでください。そういうつらいシーンがあります。お気をつけください。このブログでは、以下、そのシーンを語りません。また、ここで語られるゴッホまたは彼に関わる人物は、映画「永遠の門 ゴッホの見た未来」の像になります。伝えられる史実と食い違っている可能性もあります。
ここでは、悲劇が描かれます。表題の「誰にも理解されない」のが、主人公です。あまりにも、ユニークすぎるのです。ゴッホの人生はかなしい。あなたはどうでしょうか? 理解されないでしょうか?
他人に傷つけられ、または、傷つけてしまったと思うこと、その現実に圧しつぶされそうかもしません。
ゴッホもまた、そうです。ここでは、彼の人生を通して、その「理解されない」苦痛をどう和らげるかを考えたいと思います。
あらすじ
ゴッホは絶望しています。彼は、人の温もりが欲しかった。どこにいても、居場所はなかった。唯一、彼を愛すものは、弟だけ。
彼は信じていました。自分が、絵の才能を持っていることを。精密な理論で絵画を描くゴーギャンを前にして、自説を絶対に覆さないくらいの強い信念です。ただ、議論をしていくうちに、ゴーギャンは、ゴッホとは肌が合わないと思います。おこなっていた共同生活は終わります。ゴッホは絶望します。愛情のない生活に戻らなければなりません。しかし、ゴーギャンは、二人で一緒にいることはできないけれども、ゴッホへの友情を失ったわけではなかったのです。ゴッホの、物事を考える思考の偏りかたが、ゴッホ自身を苦しめた結果となりました。ゴーギャンは、長い時間のあとに、ゴッホへあたたかい言葉の手紙を送ります。
彼の絵をみにくいという人がいます。物語も終盤の方です。ゴッホは言います。なぜ、神は、僕に、醜い絵を描く才能を与えたのか。彼は思い付きます。人生とは、何かの準備であり、結果はずっと未来にある。そう、結論づけます。つまり、彼の絵は、未来に捧げられたのだと。
ゴッホはいつでも、人にそばにいてほしいのです。
ゴッホは、絵を描く人です。天才とも言われる人です。視覚がものすごく優れていると思われます。彼は、目で見えるものから、見えないものを大きく感じます。だから、見ていたいのではないでしょうか。愛しているものを、愛してくれるものを。相手の姿が見えなくなると、見えていたときに感じられたものの落差から、愛情を失ったように感じてしまう……。
そして、とても見えてしまうがゆえに、物事への反応のしかたが、人とは相容れないものになってしまう。
あなたがまた、ゴッホと同じように人の深いところが見えてしまうなら、生きるのが苦しいのかもしれないですね。
この物語は、受動的(疲れていて思考したくないなど)に見ているだけではつらくなります。ひとつの提案として、ゴッホを受け入れてる人は誰か、を考えながらみてみてください。(またそうするなら、拒否している人がどういう人かもみえるかもしれません)。物語の視聴後、あなたは、あなたを誰かは、たとえ薄い関係だとしても、気にかけてくれていることに思い当たるかもしれません。その人はその人のできる範囲でのやりかたで、あなたを理解しようとしてくれているのかもです。
《ささる言葉》
「よい絵の前には無数の失敗と破滅がある 僕は悲しみに喜びを見出す。悲しみは笑いに勝る」。
「永遠の門 ゴッホの見た未来」劇中のセリフ
よい人生にも
そのような側面があるのだと思います!!
失敗と破滅(汗)からは
学びを得られるとも思います。
そしてゴッホは、最後に
『誰も責め』ないことを願いました!!
誰も責めずに生きることなんて
無理じゃない?
ですよね!
この映画によると、
ゴッホは、人生の職をはじめ牧師になることだと
考えていました。
聖書で語られる言葉をたくさん知っていたみたいです。
その考えかたが、彼の人生観でもあったのかも。
そうなんだ。
聖書ね。
彼は、人付き合いがへたっぴでも、
人を愛して生きようとしていた?
そう思ったら、
わからなかったゴッホの描いた「星月夜」という絵を
きれいだと感じるわ。
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